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独立したい!看護師が訪問看護ステーションを開業するために必要なこと

独立したい!看護師が訪問看護ステーションを開業するために必要なこと

看護師として病院やクリニックに勤めるのもいいけれども、独立して訪問看護ステーションを開業したいと考えている看護師も多いのではないでしょうか。今回は開業するために必要なお金のことや手順について詳しくご紹介します。

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【看護師が訪問看護ステーションを開業するために必要な金額】

看護師が訪問看護ステーションを開業するためにお金はいくらくらい必要なのでしょうか。

<0円>

融資を受けることで手元のお金が実質0円であっても開業できる時代です。
日本政策融資金庫では、女性起業家に「女性起業家支援資金」を最大7200万円まで融資してくれます。

利用できる対象者は35歳未満か55歳以上の女性で開業する人または開業して7年以内の人です。女性のための企業支援なので使い道は新しい事業開始と開始後の資金のためと定められています。

返済期間は設備資金が20年以内、運転資金が7年以内とされています。
女性が起業するのを後押ししてくれる支援資金を利用するのも一つの方法です。

<800万円>

800万円全てを支出することが出来なくてもある程度を貯金で補うことが出来ます。
銀行からの融資を受けたいのであれば将来の事業計画をしっかりと立てて、事業の見通しを説明できることが重要です。

すでにお世話になっている銀行があると融資を受け取ることが可能です。
ただし、お世話になっているというのは口座を所持しているだけでなく人脈や取引がなければ難しい面があります。

銀行にて融資を希望する際は融資を申し込んでから面談をする必要があります。
貸したお金がきちんと銀行が回収できるのか判断されるからです。
その際に収益が実質どの程度予想されるのか、経営の仕方はどうか、など質問されます。
銀行によっては女性起業家に対して保証人がいらない融資も用意しています。
実際に個人では融資の資金調達が難しいということが多いようです。

<1000万円>

すべて自分の貯金で開業する場合、1000万円あれば安心して開業出来ます。
業務が回らないと考えるのであれば看護師や准看護師などを雇う為の人件費が必要になりますし、パソコンなどの設備も導入しなければなりません。

オープンしてからもすぐに収入が確保できない場合も考えて、数か月は事業を行うお金がいります。資金的な余裕があることによって収入がなくすぐに廃業になることも防げます。

【訪問看護ステーションを開業するための手順】

訪問看護ステーションを始めたいと考えたときに、知っておきたい手順をご紹介します。

<1.会社を作る>

まずは訪問看護事業を始めるために会社を作る必要があります。
開業するには法人格が必要なので法人登記を行います。
すでに法人がある場合には定款などの変更を行ってから訪問看護事業を法人内に登記します。

また、会社をつくるにあたって経営方針や目的を決めましょう。
いきなり方針や目的を決めるのは簡単ではありません。
手順としては開設したいと考えている場所付近に既に訪問看護ステーションがあるのか、地域にはどのような人が住んでいるのか、病院の数はどのくらいかなどを調べます。

調べることによって開業した際の利用者数や求められるサービス内容を確認できます。
訪問看護を開設する意味、対象者、理念、サービスを丁寧に検討して方針などを作りやすくします。

<2.スタッフを採用>

人員基準によると看護職員(看護師、保健師、准看護師)を常勤閑散として2.5人配置するという義務が定められています。開設する予定の訪問看護ステーションの雰囲気や方針に合っている人を選びましょう。

一緒に働く人たちの環境は快適である方が患者も気持ちよく利用できます。
また、雇ってからすぐに辞められてしまっては不利益を被ることになります。

スタッフを採用するには慎重にイメージをしっかりと持って選考することが大切です。
採用する人を決めた場合には雇用契約書を交わします。その際に看護師であるという証明書の代わりになる看護師免許を提示してもらいます。

<3.開業>

働く際に必要になるファイルや椅子、パーテーションなどの備品を準備します。
加えて都道府県からの指定を受けるため申請書類を作らなければなりません。

指定申請書、役員の名簿、組織体系図、事務所の平面図等です。
申請する期日や提出場所は各都道府県によって異なります。
申請書類を提出する時は各自治体の窓口にきいておきましょう。

指定が下りるまでは半月~1か月程度かかると言われています。
指定を受けてからいよいよ開業することが可能です。

【開業しても上手くいかない看護師の特徴とは】

独立してもうまくいかない看護師の例をご紹介します。

<突発的に開業する>

開業するにあたって必要なのは事業の計画性です。
訪問看護ステーションを開業したいという気持ちだけではお金が十分に手に入りません。
お客様になってくれる患者は何歳くらいでどういったサービスを提供すれば喜ばれるのか具体的に考える必要があります。

「看護師として病院勤めで終わりたくない!」という意気込みや勢いでの見切り発車の開業は失敗する可能性が高いのです。無計画に勢いだけで開業すると、始めてみてから上手くいかないことが増えてきます。

もっと患者が来ると思った、思ったほどサービスに興味を持ってくれなかったという問題は開業前から十分に対応できるはずです。深く考えずに単に開業だけがしたいのであれば甘くないことは心得ておくべきです。

<貯金が全くない>

助成金や融資が簡単に貰えると思っている看護師は危険です。
貯金が全くない状態での開業は上手くいかないケースが多くあります。
助成金を期待していても人を雇わなければもらえなかったり、雇用保険に加入吸うことが条件付けられていることもあります。

法人の場合は雇用保険に加入すること自体負担になり難しいです。
融資も事業の見通しがしっかり立っていることを説明できなければ出来ないこともあります。

<友達をスタッフとして雇う>

友達をスタッフとして雇うことは働く場所になれ合いの雰囲気を持ち込んでしまうことが多いです。友達と言えど雇用主と従業員の関係ですが、友達に対して時には厳しく意見をしなければならない時もあります。

その時に優しくしか言えなかったり対等に意見を言い合わなければ環境は変わりません。
お互い友達なので強く言えずに遠慮してしまうことによって仕事がうまく機能しないという問題も発生します。

友達をスタッフとして雇ってしまう事で他の従業員に対しても示しがつかなくなるのでおすすめしません。
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