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これで分かる!保健師の仕事って?

これで分かる!保健師の仕事って?

「保健師」と聞き慣れてはいるけれど、どのようにしたらなれるのか、どんな仕事をしているのかをご紹介します。

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保健師とは?

Young Female Doctor Using Laptop At Desk In Clinic ストックフォト | Thinkstock

保健師は都道府県の市区町村の保健所や保健センターなどで、地域の方の病気の予防や、健康増進に関して保健活動を行うことが仕事になります。

住民に対して保健や福祉のサービスを提供します。保健所、保健センターで勤務するだけではなく、地域ケアが必要な高齢者が増加しているため、訪問介護ステーションなど、介護関係の施設でも需要が見込まれています。

また、企業など従業員の健康相談や、病院で患者の療養生活の相談などにのったり、さまざまな仕事に携わっています。

保健師は老若男女問わず、色々な方と接します。そのため、誰もが安心して親しみを持ち、信頼できる存在でなければなりません。また、説明力、説得力も必要とされる業務になります。

保健師になるには

保健師になるには保健師の国家試験に合格する必要があります。

保健師になるための2つの方法

方法としては2パターンあります。

1つめは、高校を卒業した後、4年制の専門学校または看護学の大学へ通った後、看護師国家試験、保健師国家試験を合格して保健師になることができます。

2つめは、高校を卒業した後、3年制の看護学の短大または看護学校・養成所へ通い、看護師国家試験に合格した後、2年間大学院または1年間保健師養成学校へ通います。その後、保健師国家試験を合格して保健師になることができます。

高校を卒業してから資格を取得するまでに4年~5年かかります。

保健師の試験

保健師の国家試験は、毎年2月下旬頃に実施され、1日かけて行われます。
試験科目は、「地域看護学」「疫学・保健統計」「保健福祉行政論」で、6割以上の点数で合格することができます。

保健師国家試験は、47都道府県の全てで実施されているわけではなく、2018年では、北海道・青森・宮城・東京・愛知・石川・大阪・広島・香川・福岡・沖縄の11都道府県においてのみ実施されています。

最近の合格率は約90%と高くなっていて1万人の人が保健師としての資格を取得しています。

保健師と看護師との違い

保健師と看護師。どちらも身体に関わる仕事ではありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

簡単に言うと、

保健師・・・病気やけがをしないように予防する仕事
看護師・・・病気やけがをした場合に治るまでの手伝いをする仕事

になります。

保健師も看護師もどちらも「保健師助産師看護法」という法律で定められた国家資格になります。保健師は看護師の知識や技術を習得し、保健師としての専門知識を勉強した後、資格も取得しないといけないので看護師よりもさらに能力を必要とされる仕事になるのです。

看護師は患者に対してのケアが重点的なので、立ち仕事が中心になりますが、保健師はデータを入力したり分析したり、報告書、企画、運営業務など重要な役目を担っているため、デスクワークが多いのも特徴になります。

保健師の職場

保健師の職場は4通りに大きく分かれます。

行政保健師

自治体の保健センターや役所に配属されます。
保健師の中で一番多く仕事をしいているのが行政保健師になります。

≪都道府県の保健師≫

都道府県民の健康の予防・増進を図り、安全な暮らしをサポートする業務になります。

子供や高齢者が孤立することなく健康に暮らしていけるための対策を考えたり、新型の病気が発生した場合の対応をあらかじめ検討したり、さまざまな視野で健康、福祉、医療について考慮する業務になります。

≪市区町村の保健師≫

都道府県の保健師よりも住民に身近に携わる仕事です。
高齢者の自宅訪問をして健康管理を行い、障がい者へのサービスをします。

健康相談会の開催、女性が妊娠、出産したら電話や訪問をして不安や悩みをかかえる人の相談をします。自治体による健康診断を行い、診断結果によって精密検査を勧めるもの保健師の仕事になります。相談のなかで看護師としての知識が役に立つようです。

このように地域住民に対するニーズに合わせて対策を行います。

どちらも対象地域の住民の健康な生活を守る仕事になります。どのような対策をしたら良いかを考え業務を進めていくことが必要とされるでしょう。

公務員になるので、安定を重視する人には良い職場と言えるでしょう。
年収は地域にもよりますが、平均として450万~500万円位になるようです。

産業保健師

企業の産業保健スタッフとして勤務します。

主な業務としては健康診断を行います。対象者に対して実施日などの案内を出して社内に周知します。また外部委託される健康診断の実務の調整、連絡をとりスムーズに執り行えるように配慮します。

その後、問題があった人に対して再検査を勧めることや保健指導を実施します。さらに必要に応じて社内で研修をしたり、健康増進のためのイベントを企画したりします。

また、産業保健師はメンタルヘルスについて対応します。従業員のストレスチェックをして健康で仕事をやりやすい環境にあるかなどの相談に乗ります。社内業務に支障がないように産業医や人事担当者などと連携をして対応します。

産業保健師の年収は、就業する企業によって大きく変わります。勤続年収や年齢によっても変わりますが、大体の平均として500万~600万円が相場になるでしょう。

他の保健師よりも高めですが、産業保健師を導入している企業が少ないため、募集を見つけるのが困難で倍率も高く就業しにくいといったデメリットがあります。

学校保健師

誰もが関わったことのある、いわゆる学校の保健の先生です。

私立の学校のみ就業できます。
※公立は保健師の資格とは違い「養護教諭」の資格を習得する必要があります。

学生と教職員の健康の維持、増進のケアを行うのが業務になります。けがや病気の応急処置などもします。また最近では生徒のメンタルケアの維持の役割も担っています。

年収は学校にもよりますが、平均として300万~400万円位になるようです。

病院保健師

総合病院や院内の各種センターに勤務します。

健康診断をする病院では受診者の問診をとり、医師の診察後に保健の指導を行います。健康診断の結果に対して再検査が必要な患者に連絡をするのも病院保健師の仕事です。

その他、予防接種の補助、退院後の指導などを行います。病院の職員の健康診断と健康管理もします。また、院内感染の危機管理などの対策をお願いする病院もあります。

病院保健師も施設によって、さまざまですが年収は約400万円位になるようです。

その他にも…

少人数ではありますが、JICA(国際協力機構)やNGO(非政府組織)のスタッフとして、発展途上国の保健活動や教育活動を行う仕事もあります。

保健師のメリットとは

夜勤がない

基本的には日勤業務のみ、土日祝日も休みなので働きやすいです。
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