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コッヘルと区別できる?看護師が知っておきたいペアン鉗子の基礎知識

コッヘルと区別できる?看護師が知っておきたいペアン鉗子の基礎知識

医療の現場には、たくさんの器具があります。特に手術室。アナタはその名前、全て知っていますか?

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手術室で使用されるさまざまな器具。
本当にたくさんあって、区別がつきません。
その中には、形や用途が似ているものも。
看護師なら、基本的なことは知っておきたい。
代表的なペアン鉗子についての基礎知識です。

そもそも「ペアン鉗子」ってどんなもの?

手術室で使用される道具や器具の数は、たくさんあります。
その代表格が、鉗子です。
良く目や耳にするのが、コッヘルとペアン。

手術室で勤務している看護師やドクターには
馴染みのある器具ですが、それ以外ではどうでしょう?
病棟や外来勤務の看護師には、縁のないもの。
名前は知っていても、区別がつかないかもしれません。

コッヘルとペアンは、どちらも外科手術用の止血鉗子です。
一見すると区別がつきません。
その違いは、先端部分のみ。
「鈎(コウ)」という引っかかりがあるか否か。

どちらもギザギザしており、ほぼ同じ形状です。
先端に「かぎ状の突起」があるのがコッヘル。
ないのがペアンです。

ペアン鉗子はどんな場面で使われる?

コッヘルもペアンも手術中使用されるのは同様です。
では、用途に違いはあるのでしょうか?

皮膚などを挟み、引っ張ることで術野を確保し
見やすくする役割が鉗子にはあります。
この際、役立つのが先端の「鈎」です。
滑り止めの意味もあります。
この時、使用されるのがコッヘル鉗子です。

ペアン鉗子は「鈎」がないので、
柔らかい組織を挟む時に使用されます。
たとえば、血管や組織を剥離する場面。
しっかりと摑めるけど傷がつきにくいペアンは、
外科手術には欠かせない器具です。

コッヘルもペアンも止血鉗子ですが、
実際には止血の用途より、指先の代用品として
使用される場面の方が多くあります。

他には、モスキート鉗子やミクリッツ鉗子など。
用途別にたくさんの鉗子が存在します。
コッヘルとペアンの違いは「鈎」の有無です。
そして、この「鈎」の有無で役割が変わります。

ペアン鉗子の誕生秘話ってなに?

ペアン鉗子の名前は、ジュール・エミール・ペアンという
19世紀後半に活躍したフランス人医師に由来しています。
彼の医者としての腕前は、国内外に届くほどでした。

当時の外科手術は、動脈は縫合し結紮(ケッサツ)するか
焼灼して止血する方法しかありませんでした。

医療が進歩するにつれ、手術もより複雑になってきます。
しかし、止血の仕方がそれに伴っていませんでした。
現在も19世紀も、外科手術中の出血は大問題です。

この問題を解決しようとしたのが、Dr.ペアンでした。
既存の鉗子を改良し、1862年に独自の鉗子を開発します。
それが、現在も使用されているペアン鉗子です。

新しい器具にどんな名前をつけるか?
加工メーカーやさまざまな医師たちの間で、
攻防があったようです。
紆余曲折あり、「ペアン」の名前が生き残った背景には
明確な使用方法などを確立したのがペアンだから、といわれています。

余談ですが、コッヘル鉗子を開発したDr.コッヘルは
Dr.ペアンに師事していたという逸話もあります。
鉗子の種類は用途別に存在します。
特に、ペアン鉗子は使用頻度の高い器具です。
慣れれば問題ありませんが、初見ではほぼ見間違います。
実際に手にして、”習うより慣れる”しかありませんね。
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