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ドレッシング材の種類にはどのようなものがある?使い分け方は?

ドレッシング材の種類にはどのようなものがある?使い分け方は?

ドレッシング材の種類や機能、 創の状態による使い分け方などを解説します。

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褥瘡の治療などで使用するドレッシング材には
さまざまな種類があります。

それぞれが持つ機能や
使い分け方を知っておきましょう。

ドレッシング材の種類と機能

湿潤な状態に保つことで
創が治癒しやすい環境を整えたり、
創部を保護して疼痛を和らげたりするのが
ドレッシング材の目的です。

ドレッシング材にはさまざまな種類があり、
創傷の状態によって
使用するドレッシング材は変わります。

水蒸気や酸素を通し、褥瘡予防にも使えるのが
ポリウレタンフィルムです。
二次ドレッシング材としても使用できます。

創面を湿潤状態に保ち、
水気や汚染から守るのがハイドロコロイドです。

乾燥しがちな傷を湿潤状態にするのが
ハイドロジェル。

ハイドロファイバーは、
皮下組織に至る創傷にも使用できます。
滲出液を吸収してゲル化し、感染を抑える働きもあり、
感染が疑われる傷にも使えます。

ポリウレタンフォームは吸収性が良く、
深い創やびらん、浸出液の多い傷などに用います。

カニやエビなどの殻から抽出したアミノ多糖類を
シート状にしたのがキチンです。
止血鎮痛効果もあります。

吸収性に優れ、
浸出液を吸収して膨らむハイドロポリマーは、
ジクジクした液が中~多い場合に使用します。

ドレッシング材の使い分け方

創の状態や深さによって、
ドレッシング材を使い分けましょう。
湿潤状態を保って治癒を早めるために、
治癒段階に合ったドレッシング材を選びます。

1. 予防的に使用する場合
   ポリウレタンフィルム、ハイドロコロイド

2. 真皮までの創傷
   ハイドロコロイド、ポリウレタンフォーム、
   キチン、ハイドロジェル

3. 皮下組織までの創傷
   ハイドロコロイド、キチン、ハイドロジェル、
   ハイドロファイバー、アルギン酸塩、
   ハイドロポリマー、ポリウレタンフォーム
  ※皮膚下にポケットのような傷が広がっている場合は、
   ハイドロコロイド、ハイドロジェルを使用

4. 筋や骨までの創傷
   ポリウレタンフォーム、キチン

ドレッシング材使用の注意点

ドレッシング材を使用できるのは
感染のない褥瘡です。
もし感染がある場合は、
まず感染の治療を行いましょう。

創の状態や深さによって、
適したドレッシング材も変わってきます。
そのため、ドレッシング材を選ぶときは、
創の状態を見極めることが大切です。

せっかく創が治ってきても、
ドレッシング材を交換するときに
新しくできた表皮などがはがれてしまうことも。
これでは治療が進みませんよね。

そのようなことを防ぐために、
ドレッシング材は傷の状態に合わせて変えていきましょう。

また、皮膚に褥瘡ができるのを防ぐために、
ポリウレタンフィルムやハイドロコロイドなどの
ドレッシング材が使用されることもあります。

治療によっては
ドレッシング材の保険適用が変わってくることも
知っておきましょう。
ドレッシング材は、滲出液の量に応じて数日に一度、
最長で1週間以内に交換します。ドレッシング材の交換を
適切に行うことで、良好な湿潤環境が保持できます。
創を早く治すために欠かせないドレッシング材。
その種類は多く機能もさまざまです。
創の状態に応じて
最適なドレッシング材を選びましょうね。
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