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糖尿病などの足病変の看護に必須!フットケアのアセスメント

糖尿病などの足病変の看護に必須!フットケアのアセスメント

糖尿病患者さんなどに起こりやすい足病変の看護に役立つフットケアのアセスメントについて解説します。

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フットケアは、
糖尿病や透析を受けている患者さんに
起こりやすい足病変の予防に
役立つといわれています。

フットケアに関するアセスメントの
ポイントを押さえ、
日頃の看護に生かしましょう。

下肢切断のリスクをフットケアで低減させる!

フットケアは
糖尿病などで起こる足病変を防ぎ、
下肢切断のリスク回避につながるといわれ、
専門外来を開設して
ケアを提供している医療機関もあります。

糖尿病で高血糖になると細い血管が傷つき
神経障害が生じることが多いですね。
また、太い血管が閉塞性動脈硬化症になると
細胞が壊死して下肢切断が必要になることも
少なくありません。

さらに、足病変は糖尿病性腎症や重症の腎不全で
透析を受けている人にも起こりやすく、
下肢切断をした人は
小切断(指だけの切断)の人を除いても
年間1万人を超えているそうです。

下肢を切断するとADL(日常生活動作)が低下し
透析に通うことも難しくなるため、
生命予後にも影響する深刻な問題となります。

フットケアのために必要な症状アセスメント

フットケアは足先から踵まで、
また、指の1本1本、爪の細かいところまで
ていねいに観察することが大切です。

皮膚の色や乾燥をはじめ、爪の肥厚や変形、
白癬やたこ、靴擦れ、切り傷などがないか、
さらに、足の冷感なども確認しましょう。

なお、糖尿病性末梢神経障害などで起こる
しびれや痛みは一日の中で変動し、
多くは夜になると増強するそうです。

症状アセスメントでは
症状の有無や程度だけでなく、
症状の変動があるか、
日常生活にどんな影響があるのかなども尋ね、
問題点を明らかにして看護に生かしましょう。
症状の変動を訊くことも重要なポイントです。
閉塞性動脈硬化症(ASO)や糖尿病性末梢神経障害、
腫瘍などでは夜になると
痺れや疼痛が増してくるのが特徴です。

靴選びも重要!足病変に影響する要因のアセスメント

歩き方や姿勢、運動や仕事などの関係で
足に負担がかかったり、
低栄養や高血糖などで全身状態が
悪くなったりすると足病変が重くなります。

また、自分の足に関心がない、
靴下を替える習慣がなく不潔になりやすい、
熱傷や切り傷のリスクが高い場合にも
注意が必要です。

糖尿病患者さんの場合、靴擦れや小さな傷でも
足潰瘍の原因になるといわれています。
たとえば、靴が大きい、靴紐が緩いなど
足にフィットしていない状態では
足が靴の中で動いてしまうので、
靴擦れやたこができやすいそうです。

特に、糖尿病性神経障害が重くなると
痛みを感じにくいため処置が遅れて
細菌感染が起こりやすくなるので、
患者さんの生活状況は
足病変に大きな影響を与えます。

患者さんの自己管理能力を高める看護が重要!

フットケアの効果を高めるには
看護師などの専門家がケアするだけでなく、
患者さんがフットケアの必要性を理解し、
自己管理能力を高めて
セルフケアを続けられることが大切ですね。

そのためには普段、どんな手入れをしているのか、
視力低下や手の麻痺などで適切にケアできない人は
協力してくれる人がいるのかなどの点も
アセスメントしましょう。

また、足にどの程度、関心があるのか、
フットケアに対して意欲的か、
さらに、認知症や精神遅滞の有無など
知的レベルも日々のケアに影響します。
看護師は足の状態だけでなく、
患者さんの生活状況や
フットケアに対する意識などの視点からも
アセスメントし、
患者さんがセルフケアできるように
支援しましょう。
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