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緩和ケア認定看護師は苦痛に苦しむ患者と家族をケアサポートする看護職のスペシャリスト

緩和ケア認定看護師は苦痛に苦しむ患者と家族をケアサポートする看護職のスペシャリスト

患者と家族の苦痛を緩和する看護のスペシャリストである緩和ケア認定看護師についての紹介です。

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緩和ケア認定看護師は
がんを患った患者など生命の危機に瀕し、
苦痛も多い患者の辛さを緩和する
看護のスペシャリストです。
その緩和ケア認定看護師の仕事内容や、
なるにはどうすればいいのかなどを説明します。

患者と家族の苦痛を和らげる緩和ケア認定看護師の仕事

がんを患っているなど、生命の危機を持つ患者は
身体はもちろん、精神的にも
さまざまな苦痛を抱えています。
また、患者を支える家族も辛さを
感じていることが多くみられます。
そんな患者や家族が直面する
苦痛の予防や緩和に専門的な知識と技術で
対応するのが緩和ケア認定看護師です。

緩和ケアでは病気を治すということは
目的としていません。
できるだけ尊厳を持ち、安楽な生活ができるように
QOLを維持・向上することが大切になります。
そのため、患者を全人格的に理解することに努め、
緩和ケア認定看護師が持つ専門性を活かした
質の高い看護を実践することが
緩和ケア認定看護師の役割なのです。

また、チーム医療を進めていく中では、
他職種との連携も図り、
ときにはリーダーとしての役割も担いながら
緩和ケアの向上を目指すのも緩和ケア認定看護師の役割。
患者だけではなく
他の看護スタッフからも相談を受けたり
指導したりするのも仕事のひとつです。

さらに、患者や家族の精神的な苦痛を和らげるために
悲嘆(グリーフ)ケアも行います。
緩和ケアでは各患者や家族によって
考え方や要望も異なります。
そのため、患者や家族が望むものを把握できるよう
コミュニケーションをしっかり取れる能力も必要です。

緩和ケア認定看護師になるにはどうすればいいの?

緩和ケア認定看護師になるには
まず、看護師資格取得後、5年以上の実務経験が必要です。
それだけではなく、5年のうち3年以上は
緩和ケアに実際携わっていた経験も求められます。
これらの条件を満たしていれば
認定看護師を要請する教育機関で学ぶことが可能。

教育課程は約6か月に及び、
共通科目と専門基礎科目、専門科目などを学びます。
また、学内での総合演習のほか、
緩和病棟やホスピスなどで行う臨地実習もあります。
教育課程を終了すれば認定審査の受験資格が与えられ、
審査に合格すると晴れて
緩和ケア認定看護師になることができます。

緩和ケア認定看護師になったら実際どう?

緩和ケア認定看護師になると、
職場によっては資格手当など、
ある程度考慮されるケースはあるかもしれません。

ただ、すぐに給与面で反映されるということは少なく、
普通の看護師とそれほど変わらないことが多いようです。

そのため、給料アップを目的として
資格を取るという考えの人は
緩和ケア認定看護師には向いていないといえるでしょう。
看護師としてのスキルや専門性を高め、
苦しむ患者の辛さを軽減し、
家族のサポートに力を注げる人が向いています。

また、専門性を高めた認定看護師は
同僚や後輩など他の看護師のお手本になります。
その姿や働きぶりを見て学ぶこともありますし、
職場にも変化をもたらす可能性があります。

そんな、緩和ケアの看護分野で
リーダーとなれるような意欲のある人が
緩和ケア認定看護師になれば、
結果的に緩和ケアの質を上げることにもつながるでしょう。
緩和ケア認定看護師は
苦痛を予防・緩和する看護の専門性を高めた看護師です。
患者とその家族に寄り添う仕事でもあり、
看護師としてやりがいがありそうですよね。
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