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ルールづくりが必要!看護師が造影剤の注射を行う場合の注意点とは

ルールづくりが必要!看護師が造影剤の注射を行う場合の注意点とは

看護師による静脈注射について解説します。

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2002年厚生労働省の行政解釈の変更により、
静脈注射は看護師の業務範囲に含められました。
しかし、現状では医療機関によって
対応が異なっているようです。

看護師が行う造影剤の注射はグレーゾーンではありません

"影剤の注射を含む静脈注射を、
看護師が行っている医療機関と
医師しか行うことができない医療機関が存在しています。

こんな状況もあり看護師による静脈注射を
法律的にグレーゾーンに存在する行為と思っている方がいますが、
2002年厚生労働省が行政解釈の変更を行った時点から「
看護師による静脈注射は違法」ではなくなりました。

静脈注射の実施が「看護師の業務の範囲を超えるもの」から
「診療の補助行為の範疇」とされ
「看護師の業として行うもの」という積極的な位置づけの行為となりました。

ただし、「静脈注射は看護師が行わなければならない」
という意味ではないことも理解する必要があります。

静脈注射には臨床的な知識が必要であり、法的責任など大きな実施責任がともなう

静脈注射は看護師が技術的にできるかどうかだけでなく、

・投与する薬剤の作用を十分に理解しているかどうか
・注射後の患者の反応や観察を適切に行えるかどうか
・注射による緊急事態が発生した場合に対応できるかどうか
・そうした場合の法的責任の理解と自覚があるかどうか

など、看護師個人の実施責任にとどまらない、
看護師の教育と臨床現場での体制整備が
求められる課題でもあります。

これに対し、日本看護協会では2003年に
「静脈注射の実施に関する指針」を作成し、
看護師による静脈注射の実施範囲レベルや
静脈注射実施のための体制整備や管理方法などの
ガイドラインを示しています。

これを基本として大学病院等では
独自に教育制度や静脈注射のレベル認定プログラムなど作り、
研修制度やトレーニングなど
積極的に取り組んでいるところがあります。

臨床現場と教育現場の体制整備が求められる看護師の静脈注射

静脈注射に関する教育や臨床現場での管理体制が
整備されている病院の看護師、
あるいは技術や知識、実施責任についての
理解と経験のある看護師が静脈注射を行い、
そうでない場合は医師が静脈注射を行っている
というのが現状です。
各医療機関ごとの静脈注射に関する取決めや医師の判断が、
看護師が静脈注射を行ってよいかどうかの
ルールということになります。
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