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電気メスとバイポーラのしくみや違いを覚えておこう!

電気メスとバイポーラのしくみや違いを覚えておこう!

電気メスとバイポーラのしくみや違いを確認し、 使用時の注意点を覚えておきましょう。

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電気メスとバイポーラのしくみを理解しておきましょう。
不注意による医療事故を防ぐことにもつながります。

電気メスもバイポーラも、
メスの先に電流を集めて発熱させ、
皮膚を切開したり細胞を凝固させたりします。

電気メスやバイポーラには
本体から高周波電流が流れており
コードを伝わってメス先に流れた電流は、
人の身体に触れるといったん身体を流れますが、
対極板でその電流は回収されるため
人体には残りません。

電気メスは電流の流し方を変えることで
切開や凝固を行うことができます。
皮膚などを切開する場合は、
電気メスの先に触れる細胞を消滅させて切り開きます。
一方、凝固の場合は、
メスの先に細胞が触れると熱凝固するようになっており、
止血などに用いられます。

電気メスとバイポーラの違いは何?

電気メスとバイポーラの違いは、
メスの先端が1本になっているか
2本になっているか、です。
電気メスは先端のメス先が1本になっているため、
モノポーラとも呼ばれます。
一方、バイポーラは先端が
2本のピンセット型になっています。

電気メスは先端が1本なので、
使用時には先端から出た電流を回収するために
患者さんの身体に対極板と呼ばれる
金属の板を張っておかなければなりません。
この対極板の張り方が不十分だったり、
はがれかけていたりすると
電流を回収する面積が狭くなって火傷を起こすため、
注意が必要です。

バイポーラはピンセット型の先端の間で通電するため、
対極板はいりません。
流れる電流も少ないため、
血管の止血などに用いられます。
対極板の望ましい装着部位は直視下で観察でき、
充分な装着面積の確保できる、また、血行の良い筋肉が
たくさんある部位、傷跡などがない正常な皮膚面、
なるべく毛のない所がよいでしょう。

電気メスやバイポーラを使う時の注意点

電気メスやバイポーラを使う際は、
対極板がきちんと張り付けてあるかどうか、
患者さんが金属性のものを身に着けていないかなどを
看護師がチェックしましょう。
ピアスや指輪などがあれば火傷をする恐れがあるので
全て取り外します。

また、消毒用のアルコールが残っている場合も
火傷をする恐れがあります。
気管内チューブの使用や
患者の身体が金属部分に触れている状態も
火傷の恐れがあり危険です。
電気メスやバイポーラを使用する際は
医療事故が起こらないように
十分な注意をする必要があります。
電気メスやバイポーラを取り扱うことになった場合にも
慌てずに対処できるよう、
電気メスとバイポーラのしくみを理解して、
注意点を確認しておきましょうね。
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