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『お姉ちゃんいてくれたから、この3週間少し楽しかったよ。頑張ってね』

『お姉ちゃんいてくれたから、この3週間少し楽しかったよ。頑張ってね』

「ありがとう。看護師と患者の物語」4話。今回はある看護師の実習時代のお話。看護学生としての実習期間は、患者さんを受け持つ時間が短いけれど、今でも看護師を続ける支えになった時間。皆さんには看護師を続ける理由はなんですか。

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看護学生時代の小児科実習での出来事です。
実習期間は3週間で、私は小学校高学年の「まいちゃん」を担当していました。
その子は生まれたときからの疾患で、何度も入退院を繰り返しています。

また、ちょうど自然学校の前日から体調が悪化して入院となったため、
看護師さんにも、学生である私にも最低限の会話しかしてくれませんでした。

それでも、毎日接してく中で、まいちゃんと少しずつ会話も増えましたし、笑顔も見られるようになりました。

最終日
私「今日で実習終わりなんだ。3週間ありがとうね」
まいちゃん「お姉ちゃんいてくれたから、この3週間少し楽しかったよ。頑張ってね」と言ってくれました。

その時に、「これ、家に帰ってから読んで!」とまいちゃんからお手紙をもらいました。

家に帰って手紙を見ると

「お姉ちゃん。3週間一緒にいてくれてありがとう。看護師さんになっても、頑張ってね」

という文章と、白衣を着てナースキャップをかぶった私の似顔絵が書いてありました。
とても嬉しく、涙が止まりませんでした。

この手紙は、まだ大切に保管してあります。
看護師になってからしんどい時やつらいときに、よく手紙を読み返しています。

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