看護師には幅広い能力が求められます。
毎日一生懸命看護師の仕事をこなしているつもりでも、
周囲に仕事ができない看護師に見られているかもしれません。
仕事ができないと思われがちな言動をチェックしてみましょう。

あらゆる仕事に求められる報告。もちろん看護師も例外ではありません。
仕事の進行具合から患者さんの容態、医師から受けた指示を
報告しなければいけないことはたくさんあります。

忙しかったりして時間が足りないと報告が後回しになってしまうことも。
そんな場合に限って報告できていないことが大きな問題になってしまうこともあります。
特にインシデントが起こってしまったときには動揺しがちです。
一人で対応しようとしてさらに事態を悪化させてしまうこともあります。

そうならないためにも、インシデントが起こってしまったら
ありのまますぐに報告するようにしましょう。
起こってしまった原因を分析して、迅速に対応することが重要です。


報告をしないと、新人看護師でもベテラン看護師でも
仕事ができないと思われがちです。
忙しくて時間があまり無くても報告は意識して早めに済ませるようにしましょう。

看護師として大切なスキルがアセスメント力です。
アセスメントには経験や知識が求められるため、
苦手意識を持つ看護師がいるのも事実です。
このアセスメントが苦手だと、看護記録を作成するのにも
手間取ってしまい仕事ができないと思われがちです。

アセスメントが苦手な方は、まず患者さんを観察することに集中してみましょう。
すると、症状の部位や病気の発症時期などが次第に見えてきます。
分かった情報をもとに原因を考えます。
分からないときは、先輩に質問したり自主学習で補うようにしましょう。

いろんな情報から総合的に判断できるようになれば、
できる看護師として一目置かれる存在になれるでしょう。

「さっき行った処置はこれで合っていたかな？」などと
不安なまま処置を行ったりしていませんか？
あいまいな知識で行う医療行為は医療事故へのリスクが高まります。
後で発覚したとき、できない看護師というレッテルを貼られる危険性が最も高い行為です。

そうならないためにも、自信が無いことやわからないことは
すぐに先輩に質問するようにしましょう。
看護師が不安な気持ちでいると、その感情は患者さんにも伝わってしまいます。
患者さんの声からできない看護師としてレッテルを貼られる場合もあるので注意が必要です。

いかがでしたか？思い当たる部分があった方は仕事のやり方を変えてみましょう。
できない看護師としてのレッテルが貼られてしまったら
それを覆すのはなかなか難しいもの。
そうなる前に、日常の仕事ぶりのチェックを！