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看護の基本!バイタルサイン測定の目的と正常値を再確認

看護の基本!バイタルサイン測定の目的と正常値を再確認

バイタルサインの目的を確認し、 正常値を知っておくことが患者さんの状態把握につながります。

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バイタルサインの測定は、普段何気なく行っている
看護のひとつではないでしょうか。
バイタルサインの目的や正常値をもう一度確認し、
異常の早期発見につなげましょう。

バイタルサインの目的とは?

バイタルサインを直訳すると、
「生きているしるし」となります。
人が生命を維持するために必要な機能を
保持しているかどうかを示すバイタルサインは、
生命の危険や異常を判断する大事な基準となります。

バイタルサインは、「体温(KT、T)」
「呼吸(R)」「脈拍(P)」「血圧(BP)」の4つ。
その他、状況によって、意識があるか、
脳波が測定できるかといったことも併せて観察します。

バイタルサインを測定する目的は、
患者さんの身体の状態を正確に把握し、
速やかな治療や看護計画に役立てることです。

バイタルサインの測定のポイント

バイタルサインの測定は、比較しやすいように
1日の中で測定する時間や回数を決めて行いましょう。
緊急性がある場合は、まず意識の有無を確認し、
呼吸、脈拍、血圧、体温の順に測定します。
まず、呼吸です。

胸郭や腹部の動きを観察して測定します。
呼吸数だけでなく、呼吸の深さやリズム、
胸郭の動き、呼吸をする様子なども観察しましょう。
呼吸不全や喘息、上気道閉塞などがないか注意します。
次に脈拍です。

触知により脈拍数や拍動の強さなどがわかります。
不整脈の有無にも注意しましょう。
出血や脱水、心不全などが起こると頻脈が見られます。
一方、徐脈は頭蓋内圧亢進などで見られます。
心停止の疑いがある場合は総頚動脈で脈を確認しましょう。
3つめに血圧。

血圧計を患者さんの心臓と同じ高さに置き、
聴診法で測定します。
比較ができるように、常に同じ側の腕で測定しましょう。
運動や食事、入浴の直後の測定は
正確な血圧が測れないため避けましょう。
最後に、体温の測定です。

腋窩で測定します。
脇に汗をかいている場合は拭き取り、
腋窩のくぼみに体温計を斜め45度の角度で差し込み
しっかり脇を閉じて挟んでもらいます。
電子体温計はブザーが鳴るまで、
水銀体温計で10分間測りましょう。
深部体温は直腸温で測定するのが一般的です。

バイタルサインの正常値を知っておこう

バイタルサインの測定が異常の発見につながるように、
成人のバイタルサインの正常値がどれくらいなのか
覚えておきましょう。
さらに、患者さんの普段の値も知っておくと、
きちんと測定できていない場合や状態の変化などに
気付きやすくなります。

・呼吸 16~18回/分
・脈拍 60~80回/分。リズムの乱れや左右差がないこと。
・血圧 収縮期で140mmhg未満、拡張期で90mmhg未満
・体温 36.0~37.0℃。日内変動は1℃以内。
    最も体温が高くなるのは午後3時頃です。
患者さんの状態を把握するために欠かせないバイタルサイン。
異常に迅速に対応できるようその目的を再確認し、
測定方法や正常値についてもきちんとおさらいしておきましょう。
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