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『地域看護師』としての価値を高めるために必要なことは”○○”

『地域看護師』としての価値を高めるために必要なことは”○○”

~粘り強い努力は、きっとセンスをも凌駕できるはず~

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現在、私は地域専門職としての活動として、

うちの会社の管理栄養士(後輩)と一緒に地域のフレイル(虚弱)の予防活動の一環で
区や市と連携して高齢者の皆様と介護者のご家族様に向けた栄養と運動に関する講演会をして回っている。
最近、その活動を通して考えることがあった。
先日、一緒に活動している管理栄養士と午前の講義を終えて、昼休憩を兼ねてカフェで振り返りを話していると、

私「講義は思い通りにできました?」
栄養士「今日も緊張しました。けれど今日は急遽入れてみてよかったことがありました。」

私「へ~どのあたり?」
栄養士「1つ目のテーマと2つ目のテーマの間に休憩をはさんだことです。45分くらい話していると参加してくださる高齢者の方々の集中力が低下してくる感じがするので、いいところでブレイクできました。」
「確かに、そうだね。」

栄養士「あとは飽きないように一方的に話すのではなくて、話を振ったり、質問することができたのも一体感が生まれてよかったです。」
私「うん、あれは自然な会話も発生して良かったですよね。」
栄養士「でも、反省点もあります。」
私「どのあたりかな?」 

栄養士「スライドを進めるときに手持ちの配布資料と合わせて「次のページをめくってください」などの声かけができていませんでした。だから数人がプリントのどのあたりをはなしているのか迷ってしまっていました。次からは直します。」
私「そうだね。後ろの席の方で迷っている人はいましたね。」

栄養士「あっ、あと最後のレシピ紹介、誤嚥リスク考えて、もっと喉越しの良いものにすれば良かったです。」
私「気づかなかったけど、確かに!」

しっかりと振り返れているし、それを次回に活かそうとしているのが伝わってくる。
最近は地域の管理栄養士として成長してきていると感じるようになった。

よくPDCAという言葉を聞きますが、何かをした後にこのような振り返りや内省ができるかどうかは、どんな仕事でも成長するにあたってとても重要と考えている。
でも、この管理栄養士のスタッフも、もちろん初めからできていたわけではない。
当然、入職してすぐからこのように冷静にプレゼンの質を高められる振り返りはできなかったし、どちらかといえば大勢の前で話すこと自体好きではなかったとのこと。
もっといえば避けていたそう。とりあえず相当嫌いだったようだ。
悩みながら、時には活動に対して評価がついていかず苦しむこともあったけれど、
それでもひたむきに地域に自分を売り込み続け、
月に2~3回のペースで講演を繰り返し引き受けて、登壇し続けていることで半年後には少しづつではあるが自分でPDCAを回せるようになり、
振り返りの中から次につなげる改善点をも抽出できるようになっていました。

おそらく本人もこの成長には気づいていないと思う。
一通りの振り返りを終えたのちに

私「来月から新しい管理栄養士が一人入ってくるんだけど、最初の数週間は、メンターとして日々の活動に同行させて、どのように今の講演活動や、ゼロベースから栄養士訪問が取れたのかを見せて学ばせてほしい。」
栄養士「………。」
私「?」
栄養士「う~ん、ただがむしゃらにやっていたので、いざ何をしていたかを考えると…あまり覚えてなくて…。どうやっていましたっけ??」

これも同じ。
無思考で言われたことだけをやってたり、周りがやっているからという理由で動いているばかりでいると、将来的なリスクが大きいと思われる。

だけど、病院や会社組織が目指すベクトルに同意しているのならば、とりあえず提案されたことを、がむしゃらになって実行していると、

「気づいたらスキルが圧倒的に上達している」ケースも多いように感じます。
これは課題を解決できるときは、その行動で得られた施策は提示された課題のレベルを超えるためだ。当然、繰り返せば足し算的に相当な経験値を得られることになるからなんです。

ちなみにうちの会社では課題を受ける側だけではなく、与える側にもしっかりと責任を持つことを理念としています。
この相互に責任を持たせることは適切な成長を支援するうえで大事と考えているからです。
以前読んだ本の中でこのような内容が書いてあった。

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例えば、教科書やビジネス本を読んだだけで頭の中でシュミレーションして、
実戦ですぐに高いレベルで落とし込める人もいるがそれが得意でないタイプの人も当然いる。
動物的勘が突出していない人もいる。

しかし、そういった能力を持っていなくても、経験することが圧倒的だと、逆転できるという。

さらにそれが「他がやっていないこと」であれば、さらに周囲を一歩凌駕できる。

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変化の速い世の中ではあるが、生活・生命を守るという本質が変わらない医療・介護業界において根気強くひたむきに取り組める人が得られる経験値はいずれ大きな武器になる。
この管理栄養士も自分に向き合い、
「ひたむき」に「他がまだあまりやっていないこと」を継続することで、プレゼン力だけでなく、地域における市場価値を自身でも気づかないスピードで高めることができている。最近は自分でも「周りにこんなに攻めている栄養士友達もあまりいない(笑)」とのこと。
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