会議で重要なのはきっちりとしたテーマとゴールを設定して、そのゴールにブレずに物事を決めていく事。これが会議を長引かせないコツです。
しかし、「今日はブレインストーミングで行きましょう」と言われたらどうしますか?
ブレインストーミングって何?どうやってやるの?今日はそんな疑問にお答えいたします。
しかし、「今日はブレインストーミングで行きましょう」と言われたらどうしますか?
ブレインストーミングって何?どうやってやるの?今日はそんな疑問にお答えいたします。
ブレインストーミングとは?
ブレインストーミングとは英語表記で「Brainstorming」と書き、日本語では集団思考、集団発想法、
課題抽出ともいいます。ビジネスシーンでは「ブレスト」と略して表現する事の方が多いでしょうか。
アレックス・F・オズボーンという方が生み出し、広く普及した会議手法です。
具体的には、ある一つのテーマに対して複数の人間が制限なく自由なアイディアを出し合い、
それをさらに掛け合わせたりすることで違う発想の誘発や画期的な企画を創造したり、問題の解決方法を
導き出す手法を指します。
課題抽出ともいいます。ビジネスシーンでは「ブレスト」と略して表現する事の方が多いでしょうか。
アレックス・F・オズボーンという方が生み出し、広く普及した会議手法です。
具体的には、ある一つのテーマに対して複数の人間が制限なく自由なアイディアを出し合い、
それをさらに掛け合わせたりすることで違う発想の誘発や画期的な企画を創造したり、問題の解決方法を
導き出す手法を指します。
ブレインストーミングを行う時の基本ルール
via www.pakutaso.com
ブレインストーミングを行う上で、いくつかのルールが存在します。
このルールを極端に逸脱してしまうと、求めているアイディア創造の効果を上手に得る事が出来ません。
そのルールを一つずつ見ていきましょう。
このルールを極端に逸脱してしまうと、求めているアイディア創造の効果を上手に得る事が出来ません。
そのルールを一つずつ見ていきましょう。
1.批判はしないこと
一人ひとりが出した意見に対して、絶対に批判してはいけません。
正しい・正しくないは二の次であり、まずはアイディアを出すことが重要です。批判してしまうと、
「正しい意見でなくてはならない」と批判を恐れて出される意見が制限されてしまいます。
これでは、求めるレベルのアイディアは生まれません。
正しい・正しくないは二の次であり、まずはアイディアを出すことが重要です。批判してしまうと、
「正しい意見でなくてはならない」と批判を恐れて出される意見が制限されてしまいます。
これでは、求めるレベルのアイディアは生まれません。
2.自由奔放に発言する
誰もが思いつきそうなアイディアよりも、奇抜な発想、ユニークなアイディアの方が重宝します。
(それはありきたりだ、という批判はもちろんNGです)現実的か否か、実現可能かそうでないかは一旦
脇に置いておいて、奇抜なアイディアを歓迎しましょう。
(それはありきたりだ、という批判はもちろんNGです)現実的か否か、実現可能かそうでないかは一旦
脇に置いておいて、奇抜なアイディアを歓迎しましょう。
3.質より量を重視
その発言がよいものか悪いものか、些末なものかそうでないのか、は問いません。
とにかく、質よりも出されるアイディアの量を優先します。
アイディアが沢山あればあるほど、掛け合わせるアイディアの数も増えて、より質の高いアイディアが創造できます。
とにかく、質よりも出されるアイディアの量を優先します。
アイディアが沢山あればあるほど、掛け合わせるアイディアの数も増えて、より質の高いアイディアが創造できます。
4.アイディアをブラッシュアップ
沢山出したアイディアは、ここから更にブラッシュアップしていきます。
A案とB案を掛け合わせるとC案になる、B案にD案をプラスするとE案になる、といったように、
一人ひとりが出してきたアイディアを組み合わせたりする事で新しいアイディアを創造します。
このブラッシュアップの質を向上させる為に、前述の「質より量」というルールが生きてくるのです。
また、B案の中の一部分を差し引く、といった創造の仕方もできます。
出てきたアイディアをブラッシュアップするときは、同じくオズボーンが考案した
「オズボーンのチェックリスト」というものを使いましょう。
具体的に、出てきたアイディアに対して
1.他に使い道はないか?
2.応用できないか?
3.修正したらどうなるか
4.拡大したらどうなるか
5.縮小したらどうなるか
6.代用したらどうなるか
7.アレンジし直したらどうなるか
8.逆にしたらどうなるか
9.組み合わせたらどうなるか
という、9つのチェック項目のどれかに当てはめてブラッシュアップします。そうすることで、更なるアイディアが生まれやすくなります。
沢山のアイディアが出てきていると思いますので、出てきたアイディアに対していくつかを個々に
ピックアップして、オズボーンのチェックリストを利用して更なるアイディアの発展を試してみるとよい
でしょう。特に「9.組み合わせたらどうなるか」は、会議の場で出てきたアイディア同士を組み合わせる事も有効です。
A案とB案を掛け合わせるとC案になる、B案にD案をプラスするとE案になる、といったように、
一人ひとりが出してきたアイディアを組み合わせたりする事で新しいアイディアを創造します。
このブラッシュアップの質を向上させる為に、前述の「質より量」というルールが生きてくるのです。
また、B案の中の一部分を差し引く、といった創造の仕方もできます。
出てきたアイディアをブラッシュアップするときは、同じくオズボーンが考案した
「オズボーンのチェックリスト」というものを使いましょう。
具体的に、出てきたアイディアに対して
1.他に使い道はないか?
2.応用できないか?
3.修正したらどうなるか
4.拡大したらどうなるか
5.縮小したらどうなるか
6.代用したらどうなるか
7.アレンジし直したらどうなるか
8.逆にしたらどうなるか
9.組み合わせたらどうなるか
という、9つのチェック項目のどれかに当てはめてブラッシュアップします。そうすることで、更なるアイディアが生まれやすくなります。
沢山のアイディアが出てきていると思いますので、出てきたアイディアに対していくつかを個々に
ピックアップして、オズボーンのチェックリストを利用して更なるアイディアの発展を試してみるとよい
でしょう。特に「9.組み合わせたらどうなるか」は、会議の場で出てきたアイディア同士を組み合わせる事も有効です。
5.結論を意識しない
ブレインストーミング中においては結論や判断はNGです。
あくまでアイディアを創造する場であり、判断や結論、アイディアの精査はブレインストーミング終了後の次のステップで行う事です。これは、前述した「批判をしない」にも繋がってきます。
あくまでアイディアを創造する場であり、判断や結論、アイディアの精査はブレインストーミング終了後の次のステップで行う事です。これは、前述した「批判をしない」にも繋がってきます。
失敗しないために気を付けること
ブレインストーミングをより効果的な結果にする為にいくつか注意しなければならない事があります。これを意識しておかないと、ブレインストーミングが失敗に終わる、という事にもなりかねません。
1.事前準備は十分か
会議企画者、あるいは参加者にも言える話ですが、ブレインストーミングを行う上で事前準備は必須事項です。
会議企画者の事前準備と言えば、会議のテーマ設定、求めるアイディアのゴール、会議がブレないような配慮、メンバー選定、そして参加メンバーへの会議開催とテーマの通知など入念な準備が大事です。何も準備しないで始めるブレインストーミングでは、求める効果を得ることはできません。
一方、参加者側の準備としては事前通知されたテーマに伴うアイディアを十分に考えてから参加する事です。何も考えずに参加する事で場当たり的な参加となり、他の人とアイディアがかぶったり出てこなかったり、結果として発言しないなんて事にもなりかねません。
会議企画者の事前準備と言えば、会議のテーマ設定、求めるアイディアのゴール、会議がブレないような配慮、メンバー選定、そして参加メンバーへの会議開催とテーマの通知など入念な準備が大事です。何も準備しないで始めるブレインストーミングでは、求める効果を得ることはできません。
一方、参加者側の準備としては事前通知されたテーマに伴うアイディアを十分に考えてから参加する事です。何も考えずに参加する事で場当たり的な参加となり、他の人とアイディアがかぶったり出てこなかったり、結果として発言しないなんて事にもなりかねません。
2.メンバー選びが適切かどうか
ブレインストーミングの参加人数は5,6人程度、多くても10人未満にしましょう。
多すぎても発言しないメンバーが出てきてしまいますし、少なすぎても沈黙が多くなったりアイディア数が少なくなったりと、思ったような効果は出ません。
そして、ブレインストーミングを進行する役割を担うメンバーも選出しておく必要があります。ブレインストーミングに必要な役割はリーダー・書記です。
・リーダー(主には会議企画者がリーダーになる)
議事進行を担う、会議がブレ始めたら修正する、時間を守るように進行するなど自分を中心にして会議が進行していく事を意識しましょう。
また、進行役なのでリーダーはアイディア出しはしません。
・書記
出てきたアイディアを綺麗にホワイトボードに記載する、出てきたアイディアをカテゴライズする、などを別途行う人が必要です。ホワイトボードを使わず、ポストイットで各々が記入するような形式でも、綺麗に整理する役割が必要です。
書記の人は、メンバーの一人としてアイディア出しをしても構いません
多すぎても発言しないメンバーが出てきてしまいますし、少なすぎても沈黙が多くなったりアイディア数が少なくなったりと、思ったような効果は出ません。
そして、ブレインストーミングを進行する役割を担うメンバーも選出しておく必要があります。ブレインストーミングに必要な役割はリーダー・書記です。
・リーダー(主には会議企画者がリーダーになる)
議事進行を担う、会議がブレ始めたら修正する、時間を守るように進行するなど自分を中心にして会議が進行していく事を意識しましょう。
また、進行役なのでリーダーはアイディア出しはしません。
・書記
出てきたアイディアを綺麗にホワイトボードに記載する、出てきたアイディアをカテゴライズする、などを別途行う人が必要です。ホワイトボードを使わず、ポストイットで各々が記入するような形式でも、綺麗に整理する役割が必要です。
書記の人は、メンバーの一人としてアイディア出しをしても構いません
また、メンバー選びは非常に重要です。以下の点に注意しましょう。
・権威のある人が参加すると
マネージャーや役職などの権威のある人、極端に上役が参加する事で他のメンバーが遠慮をしてしまいます。ブレインストーミングと称しておきながら同席した本部長、事業部長などのいわゆる偉い人に気兼ねして意見が出せず、結局その偉い人だけがしゃべり通す、といった事態になりかねません。会議企画者が、その人よりも立場が下だったりしたら尚更収拾のつかない会議になってしまいます。
・ベテランの参加
アイディアはテーマの「専門知識」や「業務経験」などから発生する事が多いので、上質なアイディアを出す為にベテランを選出するのは効果が期待できます。
しかしながら、スペシャリストであればある程固定概念に凝り固まっているので、ベテラン本人はフレッシュな意見を求めるのですが、他の人が言ったアイディアに対して「わかっていない」「それは以前も考えた」と批判が始まってしまいます。
ベテランをブレインストーミングに参加させる場合は、上記のような事態を避けるように事前に会話しておく事や、仮にそのような事態になった時に企画者がきちんと指摘できるような状況を作っておきましょう。
参加メンバーは、アイディアの独創性と多角的な視点を得るためには専門分野に詳しい人だけではなく、様々な分野の人を選定しましょう。
・権威のある人が参加すると
マネージャーや役職などの権威のある人、極端に上役が参加する事で他のメンバーが遠慮をしてしまいます。ブレインストーミングと称しておきながら同席した本部長、事業部長などのいわゆる偉い人に気兼ねして意見が出せず、結局その偉い人だけがしゃべり通す、といった事態になりかねません。会議企画者が、その人よりも立場が下だったりしたら尚更収拾のつかない会議になってしまいます。
・ベテランの参加
アイディアはテーマの「専門知識」や「業務経験」などから発生する事が多いので、上質なアイディアを出す為にベテランを選出するのは効果が期待できます。
しかしながら、スペシャリストであればある程固定概念に凝り固まっているので、ベテラン本人はフレッシュな意見を求めるのですが、他の人が言ったアイディアに対して「わかっていない」「それは以前も考えた」と批判が始まってしまいます。
ベテランをブレインストーミングに参加させる場合は、上記のような事態を避けるように事前に会話しておく事や、仮にそのような事態になった時に企画者がきちんと指摘できるような状況を作っておきましょう。
参加メンバーは、アイディアの独創性と多角的な視点を得るためには専門分野に詳しい人だけではなく、様々な分野の人を選定しましょう。
3.ブレインストーミングのアイディアに固執しない
ブレインストーミングはあくまでも調査手段、会議手法のひとつであって、そのアイディアに基づく結論はブレインストーミング終了後の次のステップとして企画者が自分で導きださなくてはなりません。
あくまでもブレインストーミングで出たアイディアはその場での思いつきです。そのアイディアが使えるものかどうか、使う為には何が必要かといった外部的要素に伴う判断は別モノと考えなければなりません。
あくまでもブレインストーミングで出たアイディアはその場での思いつきです。そのアイディアが使えるものかどうか、使う為には何が必要かといった外部的要素に伴う判断は別モノと考えなければなりません。
ブレインストーミングの正しいテーマ設定の仕方
via www.pakutaso.com
ブレインストーミングを行う上で、正しいテーマ設定をしなければ思うような効果は発揮されません。どのようなテーマ設定が効果的なのでしょうか。