infy [インフィ]

ドラッグデリバリーシステム(DDS)の作用の仕方を知っておこう!

ドラッグデリバリーシステム(DDS)の作用の仕方を知っておこう!

最近よく耳にするドラッグデリバリーシステム(DDS)とは?作用の仕方はどうなっているのでしょうか。

| 467views
お気に入り追加 0
少ない量で狙った場所に長時間薬が作用する
ドラッグデリバリーシステム(DDS)。
その作用の仕組みはどうなっているのでしょうか。
患者さんが服用している薬について理解しておきましょう。

ドラッグデリバリーシステム(DDS)とは?

必要な薬を必要な時に必要な量だけ、
狙った患部に作用させることができるものが
ドラッグデリバリーシステム(DDS)です。

このシステムの開発により、
薬の使用量が必要最低限で済むようになり、
狙った場所に確実に届けることができることで
副作用などを少なくし、
効果を高めることができるようになりました。

ドラッグデリバリーシステム(DDS)は
さまざまな病気治療の新しい薬の形として期待されています。

ドラッグデリバリーシステム(DDS)の作用の仕方

では、ドラッグデリバリーシステム(DDS)では、
なぜ薬を効かせたい時間、狙ったところに
必要な量の薬を届けることができるのでしょうか?

従来の1日に何回も飲むタイプの内服薬では
長時間薬の効果を維持するのが難しかったのですが、
ドラッグデリバリーシステム(DDS)で使用する徐放性製剤では
溶け出すスピードが異なる薬を一つのカプセルに収め、
順番に溶け出させることで長時間効き目を維持できるのです。

狙った場所に確実に薬を届けるために
利用されているのがナノテクノロジー。
物質を原子レベルで加工することができる技術により、
細胞膜とよく似た仕組みのリポソームという
小さなカプセルに薬を閉じ込め、
薬を効かせたい場所に届くサイズに調整することで
狙った場所に必要な薬を届けます。
必要のない組織に薬が届けられにくくなるため
副作用を減らすことに役立っています。

また、消化管や皮膚などでの薬の吸収され方を
改善することで薬の使用量を減らしたり、
内服薬としてではなく
鼻や肺から薬を吸収させたりすることも可能になりました。

ドラッグデリバリーシステム(DDS)のメリット

薬が体内で溶け出す時間を細かく調整することで、
血液中の薬物濃度を維持することができ、
薬の効果を長時間維持できるようになりました。
1日何度も薬を内服しなくてもよいため、
薬の飲み忘れのリスクを防ぐこともできます。

ドラッグデリバリーシステム(DDS)では、
狙った場所に薬を作用させることができるので、
できれば避けたい副作用を少なくすることもできます。
がんの部位だけでなく他の組織への副作用も大きかった
抗がん剤などでこの傾向は顕著です。

また、薬の使用量を必要最低限に減らせるのも
大きなメリットです。
今後さまざまな病気に対する薬の開発が期待される
ドラッグデリバリーシステム(DDS)。
看護の現場では、その作用の仕方を理解して
服薬指導などを行っていきましょう。
11 件

このまとめのキーワード