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看護師の仕事の幅が広がる?特定看護師制度とは

看護師の仕事の幅が広がる?特定看護師制度とは

特定看護師制度について、その内容やなり方について説明します。

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2015年10月より、
「特定行為に関する看護師の研修制度」
が始まりました。
この研修を修了した看護師を
特定看護師といいます。

従来の看護師の仕事の幅や、
役割を大きく広げるものとして
注目されている制度です。

特定看護師とはどのような制度?

従来、看護師は医師の具体的な指示のもと、
注射や各種処置などの医療行為を
「診療の補助」として行ってきました。

特定看護師とは、
このうち侵襲性が低い医療行為である
特定行為について、
あらかじめ医師によって示された
手順書の病状の範囲内であれば、
医師の指示を待たずに必要性を判断し、
医療処置を実施することができる看護師です。

特定看護師の制度ができた背景

2025年には、団塊の世代が75歳以上になり、
在宅医療のニーズがますます高まります。
また、医療の高度化が進む中、
それぞれの医療従事者が専門性を発揮しながら、
チーム医療を進めることも求められています。

医師や個別に熟練した看護師だけでは、
人員が不足してしまうのが現状です。

そのため、医師の包括的指示に基づき、
必要な医療処置が実施できる
高い知識と技術を持つ看護師が求められます。
これが、特定看護師の研修制度ができた背景です。

特定看護師になるには?

特定看護師になるには、
指定研修機関にて特定行為研修を終了することが必要です。
研修を受講するには、指定研修機関によりますが、
3~5年程度の実務経験が必要です。
また、機関によっては、認定看護師が条件とされています。

なお、特定看護師という資格制度はなく、
終了証の交付によって、
診療の補助(特定行為)ができるようになります。
ただし、呼称として、
特定看護師という名称を用いることは
認められています。

研修は、特定行為全てに共通する科目の履修315時間と、
特定行為区分ごとに定められた、
区分別科目の研修(15~72時間)の修了が必要です。
特定行為は38行為あり、
呼吸器に関するものや、薬剤投与に関するものなど、
21の区分に分けられています。

研修にかかる期間は、
おおむね4か月~24か月です。
研修を終了した特定行為区分に対してのみ、
特定行為に携わることができます。

このような研修制度が始まりましたが、
特定行為研修の受講は
全ての看護師に義務化されたものではありません。

医師の具体的指示があれば、
看護師はこれまで通り特定行為を行うことに
問題はありません。

また、特定看護師に特定行為を行わせるかどうかは、
医師の判断によるものとされています。
特定看護師制度はまだ始まったばかりで。
指定研修機関が少ないことや、
研修と業務の両立についても、
課題が残っています。

しかし、新しい看護師の形として
注目しておきたい制度です。
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