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CT画像の見方も知っておくといい?画像を見るときに役立つポイントはココ!

CT画像の見方も知っておくといい?画像を見るときに役立つポイントはココ!

CTの仕組みや画像の見方についてわかりやすく解説します!

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CT検査などを用いて診断するのは
医師の役割ですが、
看護師もCT画像の見方について
基本的なポイントを
押さえておくとよいでしょう。

ここではCTの仕組みと画像の見方について
基礎知識を交えて説明します。

CTは短時間で撮影できるのが魅力!

CTはコンピューター断層撮影法
(computed tomography)と呼ばれ、
ガントリーという円筒形の装置で
エックス線を使って撮影(スキャン)する
放射線検査の一つです。

身体を通過する放射線量は
臓器や骨、病変の有無によって差が生じます。
CTは、このような投影データを集めて
コンピューターで処理し、
身体を輪切りにしたような断層画像を
短時間に得られるのがメリットです。

一般のCTは撮影部位を何度かスキャンしますが、
らせん状に撮影する「ヘリカルCT」は
たった一度のスキャンで済むので
撮影時間をさらに短縮できます。

また、立体で見ることができる「三次元画像」や
多数の薄い断面画像が得られる
「マルチスライスCT」なども登場し、
病変を詳細に把握できるようになりました。

ただし、CT検査は放射線を用いるため、
妊娠中や妊娠の可能性があるときには
実施できないというデメリットもあります。

ここがポイント!CT画像の見方

CT画像のうち脳実質に比べて
白く映る部分は「高吸収域」といい、
出血や石灰化したところ、
また、骨や金属なども白っぽく見えます。

逆に、脳実質より黒く見えるのは
「低吸収域」と呼ばれる部分です。
梗塞や浮腫が起きている場所、
さらに、皮下脂肪などの脂肪や
肺などの空気を含むところは黒っぽくなります。

これらの基礎知識は、
脳出血と脳梗塞を区別するときにも
役立つポイントです。

脳出血は「高吸収域」なので白っぽく映り、
時間が経過して出血が吸収されると
「低吸収域」に変わっていくので黒くなります。

脳梗塞の場合は「低吸収域」のため
黒っぽく見えるはずです。
しかし、発作直後はハッキリせず、
時間がたつと明確になるといわれています。

このように時間の経過に伴い画像が変化するので、
CT検査を繰り返し、
変化を確認して診断に生かすのが一般的です。

CTは造影剤を用いた撮影も有用

CT検査には
ヨード剤を静注して撮影する造影撮影と
造影剤を使わない単純撮影があり、
造影撮影にすると病変や血流などの状態が
より明瞭になります。

例えば、血管壁や血液は
CT画像では灰色に見えますが、
造影剤を使うと血液が白くなるので、
血管壁と血液を区別しやすくなるのが
メリットの一つです。

また、脳腫瘍は白っぽく見えますが
造影剤を使うと一層、ハッキリします。

なお、最新のマルチスライスCTは
造影剤を使わずに鮮明な画像を得られるので
がんの診断にも有用な検査です。
血液はそのままでは灰色で、
心筋や血管壁とのコントラストが付かないので、
血液部分を白く強調するために
ヨード造影剤の静脈注射をします。
冠動脈のCT検査でも
造影剤の注射はほぼ必須といってよいでしょう。
CTの仕組みを理解しておくと、
検査を受ける患者さんに説明するときにも
役立つでしょう。

また、画像の見方もわからないままにせず、
きちんと学んでおくという姿勢は
専門職として大切ですね。
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