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経鼻栄養チューブの誤挿入を防止する方法とは?

経鼻栄養チューブの誤挿入を防止する方法とは?

経鼻栄養チューブの誤挿入を防止する方法について 知っておきましょう。

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重篤な医療事故にもつながる経鼻栄養チューブの誤挿入。
きちんと胃に入っているか確認するための手順を確認し、
誤挿入を防止しましょう。

経鼻栄養チューブの誤挿入とは?

栄養を直接胃に入れるための経鼻栄養チューブ。
口から食事をとれない患者さんには欠かせませんよね。
しかし、外からチューブの位置がわからないため、
きちんと胃に入っているか不安に思うこともあるのでは?
稀にチューブが気管や肺に誤挿入されてしまうこともあるため、
注意が必要です。

チューブの挿入では、きちんと胃に挿入されたかどうか
気泡音による確認が行われますが、
必ずしもその確認方法だけでは確実ではないことがわかってきました。

また、胃まで届かずにチューブが食道内にある場合は、
誤嚥性肺炎を起こしやすいという報告もあります。

チューブの先端が確実に胃の中にあるかどうか
栄養剤注入の前に確かめる必要があります。
経鼻栄養チューブを誤って気道に挿入していたが、
気泡音の聴取のみで胃内にチューブが入ったと判断し、
栄養剤や内服薬を注入した事例が11件報告されています

チューブを誤挿入するとどうなるの?

チューブが気管や肺に誤挿入されたまま栄養剤を注入してしまうと、
肺炎や膿胸、肺水症、窒息など重篤な合併症を起こします。
場合によっては死亡する重大な医療事故につながってしまうのです。

意識障害があるなど患者さんによっては
咳き込むなどの反応が薄い場合があり、
誤挿入に気付かないこともあります。
栄養剤注入後は患者さんの呼吸状態を観察しておきましょう。

チューブが気管に誤挿入されていれば、
呼気二酸化炭素検知器で検知することができます。
ただ、検知されなければきちんと胃に挿入されている
というわけではないので気をつけましょう。

チューブ誤挿入防止のための確認方法

通常、チューブが胃に挿入されているかどうか、
カテーテルシリンジをチューブにつなぎ空気を注入して
聴診器を使った気泡音の聴取が行われます。
しかし、これだけでは
チューブが胃内に入っているとは言いきれません。

チューブ挿入後に胃内容物を吸引することができれば、
チューブの先端が胃内に入っています。
胃内容物を吸引したと考えられる場合は、
吸引液がPH5.5以下であることを確認すると確実です。
ただ、チューブの位置によっては
胃内容物を吸引できないこともあります。

気泡音を聴取できても胃内容物を吸引できない場合は、
チューブが気管支に入っていることも考えられます。
栄養剤を注入する前に、エックス線撮影で
チューブの先端がどこにあるのか確認すると確実です。
医療事故を防ぐために、
確認のための手順をきちんと決めておきましょう。
チューブの誤挿入を防止するために、
栄養剤注入前に確実に胃に入っていることを確認し、
医療事故を防ぎましょう。
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